2020-2021
season

東室ウィークリー

東室ウィークリー

【東室ウィークリー Vol.112】

更新日:2019.11.08 

【東室ウィークリーVol.112】
11月に入り、世の中はもうクリスマス商戦が始まり…えっもうクリスマス!?
一年って早いですね…。何かと慌ただしくなってくるこの時期、無事に過ごしたいものです。

さて、今回の東室ウィークリーはVol.112は、物集女さんの演奏に接する事の多いとある方に、
「Luxury Classics ~Violin Laver’s~」にてヴァイオリンソロを務める物集女純子さんについて、お話しいただきました。
物集女さんはもちろん、コンサートの魅力が詰まった内容となっておりますので、ぜひご覧ください!


11/12(火)みなとみらい小ホールでの「Luxury Classics ~Violin Laver’s~」コンサートが近付いてまいりました。
今回は演奏者が奏でる「音」についてお話しさせて頂きたいと思います。

楽器というのはとても不思議で、「猫が鍵盤の上を歩いても音が出る」と言われるピアノでさえ、
弾く人によって出る音はまるで違います。
(たぶん猫によっても?)

ヴァイオリンは手作りなので同じ製作者でも1台1台音が違い、
そして同じ楽器でも演奏者によって全く音色は変わります。
そして弾いている空間(会場の大きさ・響き具合)、その時の湿度によっても音は大きく変わってきます。

今回のヴァイオリン独奏者の物集女純子さんは素晴らしい音色を持つヴァイオリニストです。
ある時は力強く、ある時は柔らかく美しい音色で聴く人を魅了します。

彼女の素晴らしい所の一つに、本番ホールで弾く時に、
より一層美しい音楽を奏でられる、という事があります。

オーケストラとの合わせ練習はほとんどの場合大きめの練習室で行われ、
本番会場でリハーサルできるのは当日本番前のの数時間だけなので
わずかな時間でホールの響きに慣れる必要があります。

そして本番でお客様が入ると、客席に誰もいない時とはかなり響き方が変わって来るので、
それにも対応しなくてはなりません。

本番での演奏は、緊張から息が浅くなり音が縮こまってしまったり、
音楽が小さくなってしまう事も少なくないのですが、
彼女は全くそういう事がなく、いつも深い呼吸でのびやかな音・スケールの大きな音楽を聴かせてくれます。
これはなかなかできる事ではありません。

秋も深まり、空気が乾燥して弦楽器には良い湿度になってきました。
みなとみらい小ホールというヴァイオリンには大き過ぎず小さ過ぎない響きの良い空間での彼女の演奏は、
聴く方々に心地良い音色をお届けする事と思います。

クラシックのコンサートはほとんどの場合がマイクなどの機械を通さない、
演奏者が発音する生の音だけです。
その音が空間に伝わり、その場でしか耳にする事のできない生きた音となって聴く方の耳に入っていきます。

ぜひ多くの方々に物集女さんの素晴らしい音色、
彼女にしか出せない美しい音をみなとみらい小ホールで味わって頂きたいと思います。

思いもよらない出来事が頻発している昨今、
大変な思いをされた方・今も大変な生活を強いられている方々の事を忘れず、
そしてコンサートを開催出来ることに感謝しつつ、
皆様と美しい音色を共有できる事を願っております。


ありがとうございました!
物集女さんの演奏には我々事務局スタッフもいつも聞き惚れていますが、
改めて文章で読みますとより理解が得られますね。

伸びやかな音…心地よい音色…想像するだけで気持ちが良いものですが
それを実際に味わえるのが当公演です。
11/12(火)横浜みなとみらい小ホールにて皆様のご来場をお待ちしております。