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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.54】

更新日:2017.09.21 

【東室ウィークリー Vol.54】
当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.54》本日アップ!

今週はソロ・コンサートマスターの物集女純子さんです。
「Luxury Classics 土曜日マチネ 〜ViolinLover’s〜」の曲目の話、
そしてジュリアード時代のお話など聞かせていただきました!

是非ご覧ください!


こんにちは。物集女純子です^^
当団が今年から夏と秋に横浜みなとみらい小ホールでスタートした新シリーズ「Luxury Classics」。
秋の公演「Luxury Classics 土曜日マチネ 〜ViolinLover’s〜」がいよいよ後1週間に迫って参りました。

今回はみなとみらい小ホールという響きのとても美しいホールで東室サウンドを堪能して頂きたいと思い、
数々の名曲をご用意致しました。

そこで、当日のプログラムについて、書かせていただきました♪

まずオープニングはイタリアの作曲家、ジョキアーノ ロッシーニが作曲しました「チェネレントラ」というイタリアオペラの序曲を
演奏致します。このオペラは童話のシンデレラを元にした物語でシンデレラ序曲とも呼ばれています。

東京室内管弦楽団は東京文化会館、サントリーブルーローズなどの小ホールで最近様々な演奏会を開催しておりますが、お客様との距離がとても近い空間で大ホールとはまた違ったオーケストラのサウンドをお楽しみ頂いています。今回も管楽器が活躍するこのシンデレラ序曲がどんな響きを聴かせてくれるかとても楽しみです。

2曲目はサン=サーンス第3番のヴァイオリンコンチェルトです。
この曲はなかなかソリストが自分から取り上げることの少ないコンチェルト故に難しいですが、人の心をとらえて離さない美しいメロディがやはりとても魅力的な情熱あふれる曲だと私はおもいます。

この曲は第1楽章の冒頭部分が有名で、一番の聴きどころだと思いますが、取り組めば取り組むほどいろいろ考えてしまい、毎日試行錯誤を繰り返しています。

このサンサーンスはひとつ私にとって思い出があります。それはジュリアード時代、大学一年のときに、フェリックス ガリミアという
素晴らしいヴァイオリンの先生がいらして、多くの学生がその先生に室内楽を習いたくて、私も意気込んで先生の部屋にお願いに行きました。先生のドアには長い名前のリストが貼ってあり、私はこれはオーディションのリストだなと思い、その一番下に自分の名前をかいて先生の部屋に入っていきました。先生は急に入ってきた私をみてびっくりした顔をされましたが、とにかく何か弾いてみなさい、とおっしゃったので、私はこのサンサーンスの冒頭部分を弾いた覚えがあります。あとから聞いてみると、オーディションリストはとっくに定員に達していたそうで、もちろんオーディションを受けることができない学生もたくさんいる中で一年生の私がどんどん部屋に入ってきたために、先生はその度胸を買ってくれたそうです笑

昔は良く自分にそんな度胸があったな、と今思うと少し恥ずかしくなる話です。

このように前は何も深く考えずに演奏していた場所が年齢を重ねるといろいろ考えてしまい、壁にぶつかることもありますが、
本番ではホールの響きに身を任せて思いっきり楽しんで演奏したいと思います。

第2楽章は私の大好きな楽章で、
オーボエをはじめ、木管楽器と共に美しい旋律を交互に歌いながら音楽が進んでいきます。

そして最終楽章!
オープニングからテーマにかけて躍動感いっぱいにオーケストラと一緒に軽快に突き進み。最後は華やかなフィナーレで締めくくります。

サン=サーンスの後は休憩をはさんで、
次はドヴォルザークがサラサーテに献呈したといわれるマズレックを演奏致します。
なかなかこの曲は管弦楽の伴奏で演奏されることが少なく、重厚な管弦楽の響きと一緒にポーランドの民族舞踊特有のリズムの土臭さと品のあるメロディを表現したいと思います。

次はオーケストラだけで
エルガーの「愛の挨拶」、そして東室を永くに渡り主宰され、指揮者てして、また作・編曲までされていた、故いわくぼささを先生が編曲されたクライスラーの「愛の喜び」の二曲をお楽しみ頂きます。いわくぼささを先生はあらゆるジャンルのたくさんの名曲を編曲されましたが、
とりわけ弦楽器がとても美しく響くように作って下さったので、今回もその魅力を皆様に感じて頂けると思います。

次はロシアの作曲家、グラズノフが作曲した、もともとチェロとピアノのためにかかれた曲をクライスラーがヴァイオリンとピアノのために編曲した、これもポーランドの民族舞踊の小品、スペインのセレナーデを滅多に聴かれない管弦楽とヴァイオリンの演奏でお楽しみ頂き、

最後には皆様お馴染みの
サラサーテ チゴイネルワイゼンを演奏致します。

このように素晴らしい
ヴァイオリンの名曲の数々をひとつのコンサートで演奏させて頂けることに心から感謝しております。

東京室内管弦楽団の音楽を、音楽を愛する皆様のハートに届けられるよう
みんなで気持ちをひとつに演奏したいと思っております。

みなとみらい小ホールで9月30日に
お目にかかれますのを楽しみにしております。


今週は物集女純子さんでした!
「Luxury Classics 土曜日マチネ 〜ViolinLover’s〜」は物集女さんならではの音色と音楽感、
そしてヴァイオリンの魅力を存分に味わっていただけるコンサートとなっております!

若干まだお席のご用意が可能です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 


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