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東室ウィークリー

東室ウィークリー

【東室ウィークリー Vol.79】

更新日:2019.01.18 

【東室ウィークリーVol.79】
新年から早くも2週間が経ち、お正月ムードもすっかり過ぎ去り、
事務局も今後の公演に向けてフル稼働し始めました。
東室ウィークリー今月のテーマは「雪国での演奏生活」という事で、
寒い地域ならではのお話をピックアップした演奏家の方に伺いたいと思います。
まず最初にお話しして頂きますのは、今シーズンよりレジデントメンバーになりました、
富山県出身のヴィオラ副首席奏者の内山隆達(うちやま たかみち)さんです。
木で出来ている楽器の管理方法や、衝撃のエピソードも…
どうぞご覧ください!


はじめまして!2018年から東室メンバーとなりましたヴィオラの内山隆達(うちやまたかみち)と申します。
富山県出身で、愛知県立芸術大学を卒業しました。
長い歴史のある東室さんの演奏活動に参加できることをとても光栄に思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

さて、雪国の富山県出身者であるということで、
この度は「雪国での演奏生活」をテーマにお話させていただきたいと思います。
雪国ならではの苦労といえば、やはり「雪かき」でしょうか。
朝起きたら雪が膝上あたりまで積もっていて、
雪かきをしなければ車を出せない、、リハーサルに行けない、、ということが、この冬の時期よくあります。

富山の雪質は水分を多く含んでいるためにこまめに雪かきをしないとあっという間に路面凍結します。
雪質が「重たい」ので雪かきの作業は一苦労です。
そのため、雪かき後は「全身筋肉痛」になってしまうので、
大切な本番を控えている際は、家族にお願いしてなるべく雪かき作業は辞退することにしています(笑)。
雪国の生活は毎年辛いものがありますが、春の訪れの「喜び」もまたひとしおなのです。

 

話は変わり、冬場の楽器管理で気をつけていることをお話しします。
冬は「乾燥」が気になる季節です。
風邪をひきやすくなったり肌荒れしたりと、身体の乾燥対策が必要になりますが、
弦楽器の管理も、身体と同じくらい気を遣います。

弦楽器は「木」でできています。乾燥によって木から水分が抜け、木が「縮む」と、
表板や指板などにひび割れが起こることがあります。
演奏会場によっては暖房が効きすぎてさらに乾燥していることもあり注意が必要です。
そのため、楽器を外に出したまま放置しないようにしたりするなど(なるべくケースに入れておくなど)気をつけています。

乾燥の問題は、楽器本体のみならず「弓」にもいえます。
弓の「毛」は、乾燥した冬場には「短く」なり、
緩めていても気づかずに「張ったままの状態」になることがあります。
そのような状態が続くと弓先に負担がかかり、
最悪の場合、弓先が耐えきれず「折れて」しまうことがあります。

ここで私の師匠のゾッとするエピソードを。
師匠がある冬場に、弓をピアノの上に放置したまましばらくその場を離れていたそうです。
その後戻ると、弓先が折れてしまっていました、、。
乾燥で毛がパンパンに張ってしまい、弓先の木が飛んでしまったのです。。
その弓は数千万円したそうです(恐)。

このエピソードは、楽器も弓も、季節によって身体と同じように
こまめにケアしていかなければならないという教訓として、私の中に今でも強烈に残っています。。。

ヴィオラの内山隆達(うちやまたかみち)でした。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


以上、ヴィオラの内山隆達さんでした!

雪かきの後にくる全身の筋肉痛辛いですよね、私スタッフは関東出身ですが数年前の雪かきはきつく、大変な思いをしました。
雪国の人たちはもっと大変な思いをしているのでしょう、頭が上がりません。
また、楽器を弾く弓にまつわる恐怖エピソード、衝撃的でしたね。
値段もさることながら、環境や自然の力に、とても驚かされました。
楽器も人も季節ごとのケアを心掛けていきましょう!

来週はチェロの加藤皓平さんにお話し頂きます。
積雪の多い地域の必需品?についてや、今回とは違った楽器の管理方法などお聞きしました!
ぜひお楽しみに!


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