2024-2025
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東室ウィークリー

東室ウィークリー

【東室ウィークリー Vol.110】

更新日:2019.10.25 

【東室ウィークリーVol.110】~特別編~

こんにちは、今回の東室ウィークリーは特別編といたしまして11月12日(火)に横浜みなとみらいホール 小ホール、「Luxury Classic ~Feat . Junko MOZUME ~Violin Lovers~」で演奏する、
【サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番】と【パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番】について、
少しお話ししたいと思います。

公演の詳細につきましてはこちらのURLよりご覧ください。
https://tco.or.jp/20191112-luxury-classics/#content_wrapper

ヴァイオリン協奏曲というと一般的には、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームス等が作曲した協奏曲が人気があり、日本でも日々演奏される機会が多いですが、今回取り上げる協奏曲は、今回でなんと3年連続となる、サン=サーンスの協奏曲第3番とパガニーニの協奏曲第1番です。
サンサーンスの協奏曲は一見地味な印象ですが、オシャレで音楽的難易度も高く、聴く人の感性に響くような演奏力が求められる作品ではないかと思います。一方、パガニーニの協奏曲は、非常に技術的難易度が高いということは誰もが思うことですが、この協奏曲もオシャレで、陽気で、笑顔にしてくれる、、、そんな協奏曲だと思います。

どちらも完成度の高いヴァイオリン協奏曲であることは間違いない2曲ですので、ヴァイオリン好きにはたまらない選曲となっております。
当団ソロ・コンサートマスター物集女純子さんと東室がどんな演奏をするか是非ご期待ください。

また、下記、コンサートにご来場のお客様にお配りするプログラムノート(楽曲解説文)をコンサートに先駆けて、掲載させていただきました。

ご来場予定のお客様は是非、本投稿をお読みの上、公演への期待を高めて頂ければと思います。
当日ご来場が難しいお客様や来場をご検討されているお客様にも、是非、ご覧いただけましたら嬉しいです。
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【サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61】
この曲は、サン=サーンス最後のヴァイオリン協奏曲であり、ロマン派音楽における重要なヴァイオリン協奏曲の作品の一つでもあり、曲が完成した1880年、当時サン=サーンスと仲の良かったサラサーテ(言わずと知れたヴァイオリンの名手でもあり作曲家としてはツィゴイネルワイゼンなど数々の名曲を作曲)に献呈された楽曲でもあります。

【第一楽章】
少し低めの太く力強いメロディーから始まり、
そこから哀愁を匂わせるようなメロディーが流れ、徐々に躍動感が増していく。
テンポのゆったりしている部分の高音域の音の輝きや、
しなやかな音楽の流れにきっと皆様の気分も心地よくなってしまう事でしょう。
そしてまた冒頭のテーマ(主題)から始まり、これから続く2楽章・3楽章と期待させるように終わります。

【第二楽章】
自然に囲まれた穏やかな湖の上を滑る小舟のような、美しく優しいメロディーが続きます、オーケストラの抑揚がソロヴァイオリンと掛け合い音楽に立体感を演出。
この嫌味なく大自然の中にいるかのような響きに心癒される。終盤に現れる、クラリネットとソロヴァイオリンの掛け合いは、
お互いの音楽的信頼関係無くしては決して生まれることのない、
何とも言い難い間合いが緊張を増し、第三楽章へ。

【第三楽章】
熱烈なカデンツァから始まりそれに応えるオーケストラ。
高度なテクニックを必要とする細いメロディーがあるかと思えば、高音域に天まで昇るような澄み渡るメロディーがやってくる。オーケストラが天使の合唱のように美しいフレーズでソロヴァイオリンをサポートし、
それが終わるとまた少し3楽章冒頭のテーマ、優雅でまったりとした心地よいメロディー、細かな音符で構成されたフレーズ等次々に色を変えて進み、フィナーレへと向かう。
何と言っても金管が奏でるコラールは更なる高揚感を与え、最後はソロヴァイオリンのメロディーを皮切りにオーケストラが追従し、華やか終わりを迎える。

【パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 op.6】
ヴァイオリンの鬼神といわれたパガニーニが作曲した協奏曲。
ご存知の通り、パガニーニ自身もヴァイオリンを演奏し、当時はその奇跡ともいえるテクニックでヨーロッパや世界にその名を知らしめた、世の音楽家たちに大きな影響を与えた人物の一人。
そんなパガニーニから生まれたこの作品、これぞヴァイオリン協奏曲といわんばかりの魅力溢れる作品。
【第一楽章】
盛大かつ軽快なオーケストラの序奏。
それが終わるといよいよ主役であるソロヴァイオリンの登場である。
陽気な印象で始まるが、ヴァイオリンの鬼神の名にふさわしく1楽章からテクニックのオンパレード。ハーモニクスや派手なピッチカート奏法、思わず息を呑むテクニックばかりだが、その中でも驚かされるのは「ドッペルグリッフ」といういわゆる「重音奏法」である。
複数の音を同時に演奏するこの演奏方法は音楽に彩を与えてくれる。
ここまで、テクニカルなシーンが続くと、少し聴く側も疲れてしまいそうだが、ちょうど良い所で情緒的で感情豊かな深みのあるメロディーが流れる。しかし、その豊かなメロディーの中にも高度な技術が隅々まで散りばめられ、音楽の表情に奥行きを生み出す。

【第二楽章】
1楽章とは変わり比較的穏やかで心地の良いメロディーが続く。
しかし、ただゆったりと穏やかな時間が流れるだけではなく時には情熱的で、随所にパガニーニ独特のテクニカルな一面が仕込まれており、聴き手を飽きさせない工夫が施されている。

【第三楽章】
繊細ながらも華やかなソロヴァイオリンで始まり、超絶技巧のソロヴァイオリンのテクニックがふんだんに詰め込まれ、まさにこの協奏曲の集大成だといわんばかりに次々に鮮やかで華麗な音楽が繰り広げられる。
中間の少し感情的な部分では穏やかなメロディーながらも、ハーモニクス奏法などの高度な技術はまだまだ続き、顔を覗かせ聴き手の心をつかんで離さない。
オーケストラもソロヴァイオリンに触発されて一気に熱を帯び、最後は、何とも言えない至高の高揚感の中でソロヴァイオリンとオーケストラが見事に調和して終曲を迎える。



以上、今回演奏致します。【サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番】と【パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番】の2曲のちょっとしたご紹介させて頂きました。
どうですか?楽しみになってきたのではありませんか??

ですが公演はこの2曲だけではありません!!それは当日のお楽しみという事で^^

気になったお客様は是非下記のURLより詳細等ご確認頂ければと思います。
公演情報 URLhttps://tco.or.jp/20191112-luxury-classics/#content_wrapper
当団ソロ・コンサートマスター 物集女純子さんがこの素晴らしい協奏曲をどのような演奏してくださるのか、私たちも今から楽しみでワクワクしております。
物集女純子さんの天真爛漫かつ洗練された2つの珠玉の協奏曲を是非お聴き逃がしなく!!


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