東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.106】
更新日:2019.09.13
【東室ウィークリーvol.106】
9月に入りまして、そろそろ涼しくなるか…と思いきや凄まじい台風がやってきて、爪痕と猛烈な残暑を残して去っていきました。
台風の被害に遭われた地域の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回の東室ウィークリーVol.106はヴィオラ奏者の山口 真(まこと)さんにご趣味である登山についてお話しいただきました!
秋といえば東室的には芸術の秋ですが、登山も秋の醍醐味の一つですよね。
登山の計画を立てている方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
それでは、どうぞご覧ください。
こんにちは。
今回東室ウィークリーを担当します山口真です。
私自身、本当に細々とですが趣味で山登りをしています。9月に入り行楽の秋、という事で今回は山登りについて書いていきます。
山登りの魅力は本当に人それぞれで例えば頂上からの景色、頂上に立った時の達成感、はたまた登山後のおいしいご飯などたくさんあると思います。
ただ自分自身、何に惹き付けられているのかと考えた時、
人知の及んでいないある種、異世界に身を置くことなのかと思います。
この感覚は古の人ももっていたようで、
ここから「山」、ここから「里」と区切りをつける意味での鳥居や門が今も沢山の登山道の入り口に残っています。
もちろん私が行く山は登山道がついており、完全に「人知が及んでいない」とは言えませんが、文明の利器を用いることができる場所から数時間、歩いてしか行けない山奥へ進んでいくと、この異世界感を感じられます。この感覚を感じる事が私が登山を続けている理由だと思います。
ここからは登山のあれこれをお話ししていきます。
よく、山頂で食べるおにぎりは格別だ、と言われていますが、本当にその通りで、エレルギーを消耗し汗をかいている為、いつも食べているおにぎりと同じおにぎりなのか!?という位美味しいのです。
もちろん山頂からの景色もおいしく感じさせるのでしょう。
また、山から降りてきたら温泉、とも言われますが温泉を楽しむ為にはきちんとした日焼け対策が必要です。
私は今年、梅雨明けの一番日射しが強い時期に何の日焼け対策もせずに登ってしまったので、下山時には、皮膚がヒリヒリして温泉どころではなかったです。
高山になると森林限界といって、環境が過酷な為、高い木が生えなくなるので、森など日陰がない為、日焼けには注意が必要です。
お薦めの山はアクセスのしやすさから考えると高尾山でしょうか。手軽に、変化の富んだ山登りが楽しめます。また高尾山頂から少し足を伸ばして、小仏城山や陣場山まで行くと先程の「異世界感」を感じられると思います。
テレビやネットを通じて山を見たり楽しむ事もできますが、やはり、歩いてしか行けない場所の持っている魅力はすばらしいものがあります。
これは生の舞台芸術と共通するものかもしれませんね。
※写真は今年登った甲斐駒ヶ岳です。
山口さんありがとうございました!
特別意識したことはありませんでしたが、登山した際の神妙な気持ちになるあの感じは確かに「異世界感」と言える気がします…。
毎年あっという間に過ぎてしまう秋、芸術や行楽、食と逃さず堪能していきたいですね!
次回の東室ウィークリーはオーボエ奏者の伊藤博さんに9/22に当団が演奏で出演いたしますオペラ・ガラコンサートに寄せて、オペラのお話等をしていただきます!
キャストもプログラムも盛りだくさんのこのコンサート、聞けば楽しみ方がわかるかもしれません!必見!