東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.105】
更新日:2019.09.06
【東室ウィークリーvol.105】
8月が終わり、学生の皆さんは楽しい夏休みを終え新学期の始まる月となりました。
8月は当団も皆様のご協力で様々な演奏活動をさせて頂き充実した”夏を”過ごさせて頂きました。
さて今週の東室ウィークリーは
当団トロンボーン奏者の上田 智美さんに”夏”を一緒に過ごした野木町の中学生の皆さんとのことをお話し頂きました。
是非最後までご覧ください!!
【栃木県野木町でのアウトリーチを終えて】
東京室内管弦楽団トロンボーン奏者の上田智美です。Vol.105を迎える東室ウィークリーを担当させて頂きます。
今回は、先日行われました栃木県野木町でのアウトリーチについて、少々語らせて頂きます。
野木町と我々東室は、かねてより深い繋がりがありまして、過去に何度もこの地に伺い、中学生の皆さんへのレッスンや、演奏会での共演をさせて頂いております。
今年の【野木町×東室】は、7月下旬に二日間、野木中学校と野木第二中学校の生徒さんへのレッスン、そして、8月末の「中学生音楽祭」にて東室メンバーによるアンサンブル演奏、そして二校+東室メンバーでの合同演奏というメニューでした。
我がトロンボーンパートは、どちらの学校の生徒さんもパート皆んなが仲良く、楽器も楽しそうに演奏する子達でしたが、緊張のせいか、レッスン中はなかなか心を開いてくれなかった生徒さんも。。。
ですが、アウトリーチの間は、昼食を一緒に食べながら交流を深める時間もありました。そのような時間を介していくうちに、少しずつ打ち解け合い、笑顔が増え、レッスンも雰囲気良く行う事が出来ました。
7月のレッスンでは、数日後に控えたコンクール曲を中心に行いました。
そして、そのコンクール曲は、8月末の音楽祭でも演奏する事になっていた為、コンクールを終えた後もその曲に取り組み続けた皆さん。
その演奏を、レッスン以来1ヶ月振りに聴かせて頂きましたが、1ヶ月前よりもよりサウンドが集まった、完成度の高い演奏になっていたように感じました。7月のレッスンで、各楽器の先生方から教わった事を、生徒さん達が演奏に生かしながら練習を重ねてきた結果だと思います。
私が生徒さんにレッスンをさせて頂いたり、一緒に演奏する中で、音が良くなったり、ハーモニーが綺麗になったり、スライド操作が上手くなってきたり…などなど、そういう上達ももちろん嬉しいのですが、何より”音楽を楽しんでいる”その姿勢を見る事が出来るのが、一番嬉しいです。
今年の野木町アウトリーチの締めでもある音楽祭では、それがとても伝わってきたので、これからもその楽しさを味わいながら楽器を吹いていって欲しいなぁと思います。
また来年以降も、【野木町×東室】の絆を大切にしながら、野木町の中学生の皆さんに音楽の楽しさを少しでも伝えていけるよう精進致します。
ご高覧頂きありがとうございました!
上田さんありがとうございました!
お話しでもありましたように、東室と野木町との関係は年々深くなってきております。
実際に他の演奏家の方から聞いたエピソードなのですが、
去年に引き続き、今年も野木町に向かおうと朝電車に乗っていたところ、「おはようございます。去年、学生音楽祭でお世話になりました中学生の者です。去年はご指導頂きありがとうございました。今年も後輩たちをよろしくお願いします。」と御丁寧にあいさつをして下さったそうです。
限られた時間の中でのお付き合いだったにも関わらず、このように覚えて下さったことに演奏家の方は大変うれしく感じたと話してくださいました。
また、我々事務局員もこの話を聞き、このような取り組みにやりがいを感じた瞬間でした。
今後も引き続き、【求められる演奏活動】の理念のもと、精一杯活動して参りますので、よろしくお願い致します。
さて、来週の東室ウィークリーはヴィオラ奏者の山口 真(やまぐち まこと)さんです。
山口さんには、ご自身の趣味である登山について、色々お話し頂きました!
来週の東室ウィークリーもどうぞお楽しみに!!