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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.64】

更新日:2018.06.11 

【東室ウィークリーVol.64】

6月になり梅雨の時期にはいりました。じめじめとした日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
先日私は梅雨に入ったのにも関わらず傘を忘れるという失態を犯しました。。

さて今回は東室ウィークリーVol.64をお届けいたします。
今回フォーカスをあてましたのはハープ奏者の梅津三知代さんです。
何度かウィークリーに登場いただいている梅津さん。
先日行われた笹離宮での野外コンサートについても伺いました!


1 ハープという珍しい楽器にどのように出会ったのでしょうか。

母親がピアノ教室を開いていたので音楽は日常にありました。
祖父の超立派なレコードプレイヤーで毎晩LPをかけてもらってご就寝タイムしていました。
気に入っていた「白鳥の湖」LPにキズがついてしまい、いつも同じ場所で堂々巡り…いまだにその場面でバレリーナがぐるぐる回っているイメージが抜けきれません。

小学2年生のある日、学校から帰宅したらレッスン室に小型ハープが置いてありました。笑い話のようですが、これがハープとの出会いです。
しかも年子の妹に習わせるからと母の話。私ではないのです。
ピアノを弾くのが好きだった私は特にハープには興味はわきませんでしたが、音が出るものは気になりましたね。
半年間横目で見て、とうとう習わせてもらえることになりましたが、おもちゃ感覚でした。

高校時代はオーケストラクラブに入部(キャッチフレーズは「楽器の悲鳴」)、なんとティンパニを叩いていました!
ピアノで大学受験したかったけれど現実は厳しくハープ専攻、練習量は圧倒的にピアノの方が多かったです。
大学3年夏に手が変わったことに気づき、その時からハープで表現できることが増え、その面白さに目覚めました。ここが自分の持ち場だと。
自然な環境の中、大らかで愛情たっぷりの指導を受け(でも厳しかった)、たくさんのチャンスももらえ学ぶことができたことは財産となっています。

2 笹離宮でのコンサートが今年開催されました。演奏された感想などお聞かせください。

長野県蓼科高原の笹離宮は緑あふれるすてきな庭園です。
この場所で東室は定期演奏会を開いています。
今年は第4回!
昨年に引き続きコンマス物集女さんと2人で演奏いたしました。
私にとっては3回目の笹離宮、もちろんいつ行ってもすばらしい所なのですが毎回状況が変わります。季節によって笹や木々の成長がちがい、天候によっても緑の色、空気の香りがちがいます。
野外ステージで楽器も自分も自然の一部となって演奏することは楽しいです。鳥や虫たちが合いの手を入れてくれると思っていましたが、そうではないことに気づきます。
一期一会のセッションなのだと。
五感が研ぎ澄まされ新しい細胞が生まれる感覚です。このぜいたくな時間、これだから音楽はやめられない!

笹離宮の社長さんの強い思いと姿勢に心よりの敬意を持ち、これからも定期演奏会として回を重ねていかれることに願いを込めて。


●インタビューを終えて
ピアノを主たる楽器としていた頃があり、ティンパニをを担当された経験もおありだったとのことで意外な一面があり少し驚いております。梅津さんのピアノも聴いてみたいと感じました!
笹離宮でのコンサートは今年も好評で、地元の新聞にもその模様を掲載して頂きました!自然の中で聴く演奏はなかなか体験出来ない感覚が味わえるので、私自身もまた開催されるといいなと思っております。
梅津さん、ご回答頂きありがとうございました!


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