東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.49】本日更新!
更新日:2017.04.07
【東室ウィークリー Vol.49】
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《東室ウィークリーVol.49》本日アップ!
今週はヴァイオリン奏者の磯晃男さんです。 ヨーロッパで様々な経験を通して学んだ事をお話してくれました。
4月18日の【Chamber Music Style op.7】がますます楽しみになります♪
是非ご覧ください!
東京室内管弦楽団のヴァイオリン奏者の磯 晃男です。
私が最初に東室さんでお仕事をさせていただいたのはドイツから帰国後数年目に、ヴィオラで声をかけて頂きました。
その事を80歳になる、ヴィオラ奏者でもある父に話をしたら先ず出てきた言葉は「おー!岩窪さん元気か?!」という言葉でした。
父がまだ若いときに仕事をしていたオーケストラで自分も仕事させて頂ける事は大変光栄なことです。
私は父から音楽の厳しさ、その後沢山の恩師から音楽の楽しさ、歌い方、話し方の大切さを教わりました。
私は大学時代に運良くD.Oistrakh(ロシア・ウクライナのスーパーヴァイオリンニストです)に直接師事されたというProf.G.Feiginのレッスンを受けることが出来ました。
4年間ロシア・東欧で作曲された無数の曲を沢山レッスンして頂き歌う事の大切さを学ぶ事が出来ました。
その後独・Koelnに留学して約6年間留学してF.Rostahl(数々の楽譜の編纂に関わっていたProf.)に師事されていたProf.Peatersに師事して頂き楽譜から音楽を読みとく事の大切さを学ぶ事が出来ました。
そして何より大きかったのは留学中に教会のミサや歌劇場で約3年間仕事できた事です。
実は入ったのはいいのですがオペラが最初は大嫌いでした(単に長くて…)最初は言葉を理解するどころではなく大量のページ数と格闘する日々でしたが…、
それが少しずつ本やインターネット等で内容や歌詞を調べていくうちに大好きになり今でもオペラや合唱の伴奏を演奏するときは心が踊ります。この事により話す事の大切さを学びました。
そしてもう一つ大切な事を忘れていました!その時代の風景です。
残念ながらタイムマシーンがない今唯一その時代の風景を見ることが出来るのは絵画です。
ヨーロッパでは学生券で美術館に入れたので美術館巡りもしました。
今回私達東室は4/18の東京文化会館【Chamber Music Style op.7】ではドイツ、イタリア、ロシア、フランスで作曲された楽曲を取り上げます。
私達東室のメンバーがそれぞれの風景に思いを馳せ語らい歌い合う世界を是非見に来て下さい。
今週はヴァイオリン奏者の磯 晃男さんでした。
磯さんご自身が、ヨーロッパでの様々な経験を通して学んできたことについてお話してくれました。
4月18日開催の【Chamber Music Style op.7】がますます楽しみになりますね♪
来週はヴィオラ奏者の渡辺康仁さんです。
次回の投稿もお楽しみに!