東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.20】本日更新!
更新日:2016.08.26
【東室ウィークリー Vol.20】
当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.20》本日アップ!
Vol.20 はヴァイオリン奏者・アシスタントコンサートマスターの工藤由紀子さんです。
当団の演奏活動を長年支え続ける、東室サウンドをよく知る欠かすことの出来ないプレイヤーです!
是非、ご覧下さい♪
こんにちは、東京室内管弦楽団ヴァイオリン奏者の工藤由紀子です。
当団の創始者であり、指揮・編曲者でもあった故・いわくぼささを氏とご一緒に何年も演奏させて頂いた一人です。
氏の編曲した曲は映画音楽・タンゴ・国内外のポップス・クラシックなど数多くあり、いまでも当団のレパートリーとして演奏されますが、私はこれらの曲を弾くのが大好きです。思わずニコニコして弾いてしまいます。
とてもオーケストラが鳴るように書かれており、弦楽器の音域の使い方・各楽器の使い方も素晴らしく、1900年代のマントヴァー二管弦楽団のカスケード奏法やパーシーフェイスオーケストラの響きなども取り入れていて、独特のサウンドになっています。
この「いわくぼサウンド」は我々東京室内管弦楽団の大きな特色の一つであり、財産だと思っています。
そして東室にはメンバーの中に作・編曲を手掛けるプレーヤーがおり、あらゆるジャンルの曲をオーケストラ用・室内楽用に編曲したりオリジナルの書き下ろし作品を発表したりしています。これらの曲を弾くのも楽しみのひとつです。
私事になりますが、東室では「アシスタントコンサートマスター」という役目をおおせつかっています。
文字どおりコンサートマスターをアシスト(手伝う・助ける・補佐する)する役目があり、コンマスの隣で弾く事がほとんどです。
どこのオーケストラでもそうですが、コンサートマスターは複数おり、どの方も素晴らしく、かつ個性があります。
音を出すタイミング・合図の出し方・音色・音程の取り方等それぞれ違い、もちろん弾き方を合わさなければいけないので、神経を使・・・っているつもりです。
(合わせきれていない時はまだまだ私の修行が足りないのです)
リハーサルには通常皆、開始時間より早く行って練習しますが、弦楽器は二人で一つの譜面を見るので、コンマスの練習の邪魔をしないように、あまり早く隣に座らないよう心がけています。
そのぶん前持って準備しておかなければいけないので、しょっちゅうスタッフの方に「次の本番の譜面を早く下さい!」と催促しています。(スタッフの方、そんな訳ですみません)
でも8/23の平和祈念コンサートでは新垣隆氏の交響曲など、我々が初めて演奏する曲が多かったので、「ゆっくり席に座る」なんて言っていられませんでした。コンマスの方、お許し下さい!
今、団所有の楽器をお借りして弾いています。
毎年演奏に行っている地元の幼稚園のコンサートで弾いた所、園児さんに「ブラボ~!!」を頂きました。
20年続いていますが、こんな事は初めて。とても音色が良い楽器なので園児さんもわかるんですね。
おそるべし幼稚園児!
家でその楽器で練習していたら、同じヴァイオリン弾きのツレアイに「それで弾いてると、なんかイイ曲に聞こえるね」と言われました(だったら、こいうの買ってちょーだい)
11/19東京文化会館小ホールでのオール・ヴィヴァルディ・プログラムコンサートでは「四季」より「春」のソロを弾かせて頂くので、音色を聞いて頂けると思います。
貸して下さった団の方をがっかりさせないよう頑張ります! お聞き頂ければ幸いです。
今週はヴァイオリン奏者・アシスタントコンサートマスターの工藤由紀子さんでした。
コンサートマスターを補助する、欠かすことの出来ないプレイヤーです!
当団の演奏活動を長年支え続ける、東室サウンドをよく知る工藤さんが【Chamber Music Style op.5 ~The Vivaldi Variations~】でどんな素敵なソロを聴かせてくれるのか、今から楽しみでワクワクしています!
皆さまお聴き逃しなく!
来週はヴァイオリン奏者の齋藤友香理さんです。
次回の投稿もお楽しみに!