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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.12】本日更新!

更新日:2016.06.30 

【東室ウィークリー Vol.12】

 

当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.12》本日アップ!

Vol.12 はテューバ奏者の国木伸光さんです!
演奏する曲に応じて、あの大きな楽器を使い分けているとは…!
作曲された時代や、作曲家の想定した音色・音域に合わせて楽器を変えて、
求められる音楽に応えている…大変興味深い内容となっております。

是非、ご覧下さい♪


皆様こんにちは、チューバの国木です。
今回の【東室ウィークリー】を担当させて頂きます。
数多くあるクラシック音楽ですが、チューバのある曲は限られています。
発明されたのは19世紀と新しい楽器です。
チューバが作られる以前はオフィクレイド・セルパンなどがあり、木管楽器の様にキーを持つタイプの楽器が19世紀前半迄使われていました。
例えばメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲(1826年)ではオフィクレイドを、ワーグナー「ファウスト」序曲(1840年)ではセルパンの使用を念頭に書かれています。
機会があれば当時の設定された楽器を使って演奏してみたいと思っています。
普段私はオーケストラではC管・F管を多く使いますが、イタリアオペラには欠かせないチンバッソも使用します。
チンバッソって何?と思われる方も多いと思いますが、トロンボーンと形は似ていてベルが前を向いています。
4番トロンボーンの役割です。スライドではなくロータリーバルブです。(ピストンもあります。)音域はコントラバストロンボーンと同じです。
狭いオーケストラピットで使用する為にあの形になったとも言われています。
一度この楽器でヴェルディ・プッチーニを演奏するとチューバには無い楽しさがあり癖になります。
またレスピーギのローマ三部作(ローマの松・ローマの噴水・ローマの泉)もチンバッソを想定されて書かれています。
重いでしょ?どうやって運んでいるの?等の質問を受けた事があります。
重量は約15キロあります。(楽器の種類にもよります。)
私はほとんど車で運んでいます。
1公演で楽器を2本使う事もあります。
(先日の公演ではC管・F管・チンバッソの3種類使用しました。)もはや電車移動は無理です。
私達演奏家がステージ上で気持ち良く演奏が出来るのは、事務局をはじめ沢山のスタッフの方々のおかげです。
これからも、感謝の気持ちを忘れずにより良い演奏を皆様にお届け出来る様にしていきたいと思います。
東室ではクラシックはもとより様々なジャンルのコンサートを行っています。
ホームページ等でチェックして是非足を運んで下さい。


今週はテューバ奏者の国木伸光さんでした!
演奏する曲に応じて、約15キロもある大きな楽器を使い分けているとは…!
作曲された時代や、作曲家の想定した音色・音域に合わせて楽器を変えて、求められる音楽に応えているんですね♪
当団のコンサートの際にはぜひステージの奥までよくご覧になって、国木さんの活躍に耳を傾けてみてください!
来週は首席ヴィオラ奏者の河野理恵子さんです。
次回の投稿もお楽しみに!


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