東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.63】
更新日:2018.05.22
【東室ウィークリーVol.63】
ゴールデンウィークがおわり平日マチネAct.5のコンサートが迫って参りました。皆様如何お過ごしでしょうか。
大変間が空いてしまいましたが。。今回は東室ウィークリーVol.63をお届けします。
本日フォーカス当てましたのは5/24の平日マチネにてフルート協奏曲でソリストとして出演致します、当団首席奏者の吉田雅信さんです。それではどうぞ!
1.吉田さんと音楽との生い立ちを教えてください。
音楽との出会いということですが 小学生の頃は当時凄い勢いで出てきたビートルズや他のグループサウンズを良く聞いていました。中学に入ってすぐにひょんなきっかけでフルートを吹くようになりましたがどちらかと言えば同時にやっていた剣道の方に打ち込んでいた気がします。ただ音楽を聴くのはとても好きでした。ベートーヴェンの9曲の交響曲を丸ごと覚えるとかしていたのはこの時期です。
高校に進んでオーケストラに入りました。今思うと未熟だったのでしょうが ベートーヴェンの英雄やブラームスの交響曲に熱中出来るそれは素晴らしい時間でした。その中で音楽を仕事にする思いが育ったのだと思います。
後日ドイツの音楽大学の門を叩くのですがフルートのリュッタース先生は50年代から60年代にかけてベルリンフィルの首席だった人で最初に音を聴いた時はそのパワフルな輝かしさに自分の耳が信じられない思いでした。厳しいレッスンの果てに卒業時にこれで君はフルートで仕事が出来ると言ってくれた時は嬉しかったですね。
こうして振り返ってみると色々な顔、色々な情景がフラッシュバックして本当に人の人生は面白いものだと思います。すべての思い出 すべての人達 そして何より音楽に感謝を込めて。
2.平日マチネAct.5ではソリストとして出演されますが。。
5月24日の平日マチネでモーツァルトのフルート協奏曲第1番を演奏致します。この曲は学生時代に必ずやりますし オーディションやコンクールの課題になる事も多いです。
モーツァルトがこの曲を書いたマンハイムの地では当時 非常に優秀な奏者の揃ったオーケストラがあり その影響もあるのか演奏にあたっては難しいところの多い曲です。全曲にモーツァルトらしさが溢れていますがとりわけ とりわけモーツァルト自身が後日書き換えたと言われる第2楽章は特別な美しさを持っています。
お時間のある方は5月24日ぜひサントリーホール ブルーローズにお出かけ下さい。
ほかにもコンサートプログラムとしてはあまり取り上げない作品も取り上げております。
皆さまのご来場心よりお待ちしております。
※写真はリハーサルの様子です。当日をどうぞお楽しみに!!