東室ウィークリー
【東室ウィークリー Vol.62】
更新日:2018.05.02
【東室ウィークリーVol.62】
既にゴールデンウィークという方もいらっしゃるかと思います!皆さまいかがお過ごしでしょうか。
東室のゴールデンウィークは椿山荘で素敵なイベントに出演致します!
因みに現在私は大量の楽譜に追われております。。
さて今回の投稿は、東室ウィークリーVol.62をお届け致します!今回フォーカスをあてますのは当団インスペクターであり、トロンボーン奏者の井上康一さんです。井上さんの裏側を少しのぞかせて頂きました!
1 井上さんの音楽との出会いと音楽を志したきっかけを教えてください!
もともと幼い頃から音楽に興味があったり好きだったわけではありませんが、小学3年生の音楽の授業でリコーダー使うようになり、なぜか、リコーダーに夢中になりました。
小学4年生からトランペット鼓隊に入り、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバを経験し、中学校では吹奏楽部に入りました。顧問の先生から「背が高いから…」と、よくある理由ですが、体も大きかったのでバストロンボーンをやることになりました。
吹奏楽部の活動がとても盛んな中学校でしたので、(吹奏楽コンクール全国大会に出場する学校でした)その活動を通じて、人前で演奏することが楽しくなってきたのだと思います。
音楽の道を進みたいと思い、高校に入ってからテナートロンボーンに移り、ピアノ、ソルフェージュと本格的にレッスンを受けるようになりました。
大学は桐朋学園に進み、師匠の神谷敏先生の天から降り注ぐような音や音楽に憧れ、また、たくさんの友人や先輩、後輩と充実した学生生活を送りました。
桐朋学園は当時、(今はどうか分かりませんが)朝は5:00から夜は22:00まで練習できたので、ずっと学校に入り浸っていました。
簡単に音楽との出会いと大学までのお話しを書かせていただきましたが、こうやって思い返していると、たくさんの人との出会いやご縁、その繋がりでいろいろな音楽経験をさせていただく中で、音楽に対しての気持ちが次第に強くなっていったのだと思います。
そういった出会いの上に今の自分があることに改めて感謝して、これからも自分の理想の音や音楽を追求していきたいと思います。
2 インスペクターを務めている井上さんですが。。
コントラバスの駒井さんと一緒に東室のインスペクターを務めております。
インスペクターの仕事についても少しお話したいと思います。
インスペクターの最も大切な役割の一つはリハーサルの時間管理です。限られたリハーサルの時間で、より良い本番を迎えるため、リハーサルの曲順や、どの曲にどのくらいの時間を使えば良いか…など、進め方をマエストロと相談し、リハーサル前に演奏家の皆さんに曲順や進行をお伝えします。
リハーサル中の休憩のタイミングも時にはインスペクターで決めます。リハーサルでも演奏家は緊張感と集中力を高めて演奏に臨みますので、長時間のリハーサルは大きな負担になってしまいます。東室では、基本的に1時間のリハーサルの後に10~15分の休憩を入れます。ほとんどの場合、1時間を目安にマエストロから、「それではここで休憩を入れましょう」と仰って下さるのですが、稀にマエストロの拘りや曲に対しての想いが強く…ついつい時間を忘れて…ということもあり…一段落ついたところ(キリの良いタイミングで…)「そろそろ休憩を入れたいと思いますが…」と…こちらから申し上げます。
その時はマエストロや演奏家、全体の空気を感じながら休憩のタイミングを提案しますが、自分も演奏に集中しながら…なので、なかなか難しいところでもあります。
その他にも、本番当日の様々な確認事項の伝達もインスペクターの役割です。
演奏家の皆さんが演奏に集中出来る環境作りを…と、心掛けてインスペクターを務めていきたいと思います。
小学校の頃から金管楽器に触れていたという井上さん。色々な出会いがあったことで、音楽の仕事ができているという、やさしく思いやりのある部分が垣間見えたお応えを頂きました。どんなことであれ、人とのつながりというのは大事であるということ。私も見習い、感謝を忘れずいたいと思います。
またインスペクターというお仕事についても少しお話頂きました!リハの様子を何度か伺っておりますが、いつも時間通りにリハーサルが行われております。それはインスペクターの仕事あってこそなのだなと感じました!!
井上さん、色々お答えいただきありがとうございました。
次回のウィークリーもどうぞお楽しみに!!