2017-2018
season

東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.48】本日更新!

更新日:2017.03.30 

【東室ウィークリー Vol.48】
当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.48》本日アップ!

今週はヴィオラ奏者の神田幸彦さんです。
神田さんの当団での活動は40年!伝統を伝えてくれる心強いベテランメンバーです。
ご自身の演奏活動や音楽観についてお話してくれました♪

是非ご覧ください!


こんにちは、ヴィオラ奏者の神田幸彦です。
まずは、自身の東室との出会い、関わり、音楽観といったことを中心に、お話ししたいと思います。
僕が当団での演奏活動を開始してから、まさに40年という年月が経過しようとしています。
デビューコンサートは芸大2年生になった5~6月の頃で、内容は音楽鑑賞教室ではなかったかと、記憶しています。
文字通り当時のコンサートの大半は、音楽鑑賞教室であり、メンバーは、フリー奏者は言うまでもなく、在京オーケストラの現役団員、OB、音大教員、学生など様々の立場の方々が、面倒な制約や束縛もなく、自由に参加されてました。
当時この種のコンサートは、ピークのシーズンに入ると、月曜~土曜日まで(当時は、まだ完全週休2日制ではなかった)毎日ぎっしりと、コンサートスケジュールが組まれてました。
演奏会場は、コンサートホールや会館での機会もありましたが、直接学校へ訪問演奏する形態が、圧倒的に多かったです。
しかも早朝に現地集合、しばしば地方公演などもあり、現在ほど鉄道交通機関や高速道路網が整備されておらず、利便性のあまりよくない地域にお住まいであった方は、さぞ大変な状況で移動なさってたことと推察します。
さてここで、自身の演奏活動の音楽観について、当団のことも絡めながら少しお話しします。
時代が変遷していく過程で、演奏レベル、テクニックの向上、メンバーの世代交代といったことは、当然起こることなのですが、自身の演奏スタイル、ニュアンス、ポリシー、楽器の本質的な響きといったことに、強い関心を抱くようになり、そのたびに奏法や解釈について試行錯誤を繰り返してきましたが、結局現実と理想のギャップ、表現方法の未熟さといったことも相まって、自分自身の音楽性に対して疑心暗鬼となり
常に、演奏のアプローチについても、試行か妥協かの葛藤で揺れ動いてる状況でした。
この状況、現在は自身の中で困惑や混迷はありませんが、今だに結論は出ていません。おそらく、自身の一生に課せられた問題提起だと考えています。
元々僕自身は、ロックミュージックの愛好者であり、ビートルズ、ローリングストーンズ、レッドッエッぺリンなどといったグループは勿論のこと、1970年代、80年代にロックファンの間で爆発的に流行した、おそらく皆様の中にも何処かで一度は耳にしたことがおありかと思いますが、キングクリムゾン、ELP、ピンクフロイド、イエスなどといったグループの名称が比較的有名ですが、ロックのジャンルでも、プログレッシブロックといった系統に属する音楽を、自身10代後半から20代中半の頃まで、頻繁に聴いてました。
特に、10代の頃は下手くそなコピーバンドもやりました。
それ以降は、弦楽四重奏を含め室内楽曲を演奏する機会が多くなり、年齢とともに趣向もハイドン、モーツアルト、ベトーベン、ドビュッシー、ラベル、ドボルザーク、スメタナ、シベリウス、といった楽曲、ミュージッシャンもスメタナ四重奏団、アルバンベルグ四重奏団、ジュリアード四重奏団といった、クラシカルな方向に転換してきましたが、当団も、従来はクラシックのプログラム主体のコンサートですが、スクリーンミュージック、タンゴ、ポップスといったジャンル、そしてかつて一世風靡したドラゴンクエストといったものを、
故いわくぼささを氏ご存命の頃より、シリーズとして演奏していた経緯があり、現在のサウンドの中にも、その名残を漂わせています。
一昨年、シリーズとして演奏された「ファイナルファンタジー」「魔法少女まどか☆マギカ」といった音楽は、先ほど少し話しの中にも登場した、1980年代のプログレッシブロックのサウンドや様式を、色濃く感じさせ、思わず40年前の懐かしさに浸ってました。
こういったゲーム音楽をはじめ、様々の音楽ジャンルで培った演奏体験が、今後の東室の演奏活動の、更なる発展と飛躍に繋がることを切望致します。
最後に、40年という年月、実際はかなり長い時間のはずですが、経過してしまうと本当にあっという間でした。


今週はヴィオラ奏者の神田幸彦さんでした。
神田さんの当団での活動は40年!伝統を伝えてくれる心強いベテランメンバーです。
ご自身の演奏活動や音楽観についてお話してくれました♪
来週はヴァイオリン奏者の磯 晃男さんです。
次回の投稿もお楽しみに!