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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.23】本日更新!

更新日:2016.09.16 

【東室ウィークリー Vol.23】
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《東室ウィークリーVol.23》本日アップ!

今週はコントラバス奏者の駒井 朗さんです。
【新垣隆展 福島特別公演】をレポートしてくれました!
2度目の共演に、新垣さんと演奏家との距離も一層縮まったような印象です♪

是非、ご覧下さい♪


こんにちは!
東京室内管弦楽団コントラバス奏者の駒井朗です。
昨日は【新垣隆展2016 福島特別公演】でした。
先月の平和祈念コンサートに続き新垣先生ご自身の指揮による交響曲「連祷-Litany-」に加え、ご自身の独奏にて新たにピアノ協奏曲「新生」を演奏してきました。
作曲者自らによる指揮と独奏で演奏させていただくという演奏家としてはとても幸せな経験をさせていただきました。
さて今日はコントラバスについて少しお話しを。
コントラバスってどんな楽器ですか?と聞かれると、ヴァイオリンの1番大きいやつですと答える事が僕も実際に多いのですが、実はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロはヴァイオリン属の楽器なのですが、コントラバスは元々はヴィオラ・ダ・ガンバの仲間のヴィオローネという楽器から発展したヴィオール属の楽器なのです。
オーケストラの他の弦楽器とはご先祖様が違うと言う事ですね。
新垣先生と一緒に撮っていただいた写真のコントラバス、くびれの部分がヴァイオリンの様に尖っていないのですが、これもヴィオール属の名残です。
そしてさらに良く見ていただくと弦が5本張ってあります。
オーケストラの弦楽器は普通弦が4本張ってあるのですが、コントラバスには5本張っている楽器があります。
太~い5本目の弦を張ることによってさらに低い音が出るのです。
4弦だと最低音はミなのですが、5弦だとその下のシ(またはド)で調弦するのでチェロの最低音のドの1オクターブ下までカヴァー出来るのです。
そもそもコントラバス奏者なんてものは低い音が好きでこの楽器を弾いているので、5弦を使う低い音域が出で来た時にはついつい気合いが入ってしまいます(笑)…東室のコンサートにお越しの際には是非コントラバス奏者たちのそんなところにもご注目いただけたらと思います!
そして昨日演奏させていただいた新垣先生の作品は、まさにここぞというところでその5弦の低音域が出できて演奏していてコントラバス奏者冥利に尽きました!
指揮台の上では時に神様の様にも見えた新垣先生ですが1歩ステージから降りてお話しさせていただくと、にこやかに写真にも応じてくださったり、そのとても優しいお人柄にますます惹かれてしまいました。
是非また共演させていただきたいです!


今週はコントラバス奏者の駒井朗さんでした。
先日の【新垣隆展2016 福島特別公演】をコントラバス奏者ならではの視点からレポートしてくれました!
5弦のコントラバスだからこそ出せる、重厚感ある低音を感じられる演奏会でした。
新垣さんとのツーショット写真、にこやかでとても楽しそうですね♪
2度目の共演ということもあり、演奏家との距離も一層縮まったような印象を受けました。
来週はヴァイオリン奏者の花岡沙季さんです。
次回の投稿もお楽しみに!


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