2017-2018
season

東室ウィークリー

東室ウィークリー

【東室ウィークリー Vol.38】本日更新!

更新日:2017.01.19 

【東室ウィークリー Vol.38】
当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.38》本日アップ!

今週は打楽器奏者の出戸絢奈さんです。
運命の楽器、そしてオーケストラとの出逢い、人生の大きな転機のお話をして頂きました。
数多くある楽器の中から、自分の運命の楽器と出会う…なんだかロマンチックですね♪

是非ご覧下さい♪


こんにちは。
2016年度4月からスタートしております、東室・楽団員紹介【東室ウィークリー】
38本目のバトンを受け取りました、石川県出身、炊きたての白いご飯に勝るグルメなし!?…(笑)、打楽器奏者の出戸 絢奈(でと あやな)です。

打楽器パートとはー…、

「打ったり、振ったり、こすったり…」
皆様ご存知のとおり、大太鼓、シンバル、小太鼓、トライアングル、タンブリンから、風鈴、タイプライター、鳥ぶえ、紙ヤスリ…?
炊飯器の内釜(意外と澄んだイイ音出ます♪)
仏具のおりん(timpaniの上に乗せて打ち、ペダルで音程を変え、その音を揺らす♪)
ホース(振り回すと宇宙の音する…気がします♪)
はたまた、新聞紙をビリビリとひたすら破ったり、水槽にはった水で様々な音を出し→飲む(笑)チェーンを板に打ち付けたり、時には、サイレンまで!? Σ(・□・;)

…ーそうなんです!
楽譜に書かれた弦楽器と管楽器以外の音は、「全て打楽器奏者が奏でることになっている」という、言わばオーケストラの中の「何でも屋」なのです!!

今回は、この世に存在する、ありとあらゆる楽器から、この「打楽器」を選んだ私の、「音楽」との出会いから「東室」との出会いまでを、少しだけお話しさせていただきますね。

小さい頃から、音楽は好きだったようで、テレビを見ながら、よく歌って踊っていたそうです。
そんな私の初ステージは、3歳のころに出場した、のど自慢大会でした。
当時、なんとバックバンドは贅沢にも生演奏!選んだ曲はテレサ・テンの「つぐない」…!!
3歳児が早々と何に償っていたのか…(笑)とにかく、お気に入りだったようです(^_^;)
この頃から、ステージに立つことや、人前に立って、目立つことが大好きだったみたいです。(すでに打楽器奏者の片鱗が…)

それから間も無く、「ピアノを習いたい!」と両親にお願いしたらしく、(向いてないとは知らず)人生初の習い事をスタート。
しかし、小学生に入ってから始めた習字・そろばん・トランポリンに比べ、何故かピアノのお稽古は嫌で嫌で…。
性に合わなかったんですかね(^_^;)
教室では練習しない生徒No.1★
でも発表会だけちゃっかり張り切るタイプでした(汗)

そんな私が、まさか音楽の道を選んでいるなんて…
ピアノの先生は今頃、天国でひっくり返っていると思います(。-_-。)
「音楽は好きなのに、何でピアノのお稽古は好きになれないんだ…」と思っていた方は、または、正に今そんな気持ちの皆さんは、まだ、運命の楽器と出会っていないだけなのかもしれませんよ☆

中学校に入学し、何故か流行りのバスケ部に入ろうとしていたのですが、一応行った吹奏楽部の仮入部で、「これだ!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*」
ドラムを演奏するカッコイイ女の先輩に一瞬にして射抜かれ、その後の人生を決めることになる(とは、まさか思いもしませんでしたが)、私と打楽器の運命的な出会いになりました。

第一希望のフルートにも、第二希望のサックスにもなれなくて打楽器に…なんてエピソードをよく耳にしますが、うちの学校は打楽器の人気が高く、オーディションがありました。
しばらく経って、その憧れの先輩に、「そう言えば、どうして私は打楽器パートに入れてもらえたんですか?」と質問すると、「出戸はねぇ、間違ってたんだけど、自信を持って堂々とやってたから(笑)」と。
上手だったからと言ってもらえると思いきや、かなり複雑な気持ちになりましたが、先輩の着眼点は流石!的を得ています!!…ね囧rz(常にソロ。逃げも隠れもできない打楽器パート。。。)

中学校・高校と打楽器の魅力に取り憑かれ、とにかく部活に明け暮れる日々を送り、吹奏楽とともに青春を謳歌しました。
一人で黙々と練習する時間の多いピアノに比べ、みんなでワイワイやりながらも切磋琢磨し、音楽を共有できるチームプレイの方が、私には合っていたんだと思います。
そんな苦楽を共にした仲間と、中学でも高校でも全国大会のステージに立てたこと、その中で得た絆と、「不撓不屈・完全燃焼・感謝の気持ちを忘れない」という姿勢が、今の私の音楽人生を導き、
自分が演奏するときも、レッスンをするときも、私の思考を支える根幹となっています。

そんなバリバリの吹奏楽畑で育った私が、初めてオーケストラに心揺さぶられたのは、忘れもしない、浪人時代に聴いた、某在京オーケストラの「Shéhérazade(シェエラザード)」でした。
浪人生のモヤモヤした気持ちと太鼓を担いで東京にレッスンに行ったある日、「聴きにおいで」と、師匠:安藤 芳広先生が招待してくださったのです。
(実は、東室に乗せていただくようになって数年経った頃、 師匠:安藤先生に「東室さんにお世話になっています」とお話すると、「え?!…俺もお世話になってたオーケストラだよ。(笑)」と。
東室の皆様、師匠が大変お世話になりましたm(_ _)m)

それまでもオーケストラの演奏を聴く機会はありましたが、あの日は特別でした。
ソロバイオリンの透き通るような切ない音色と旋律に、ただただ涙が溢れたのを覚えています。
心の琴線に触れるって、音楽が心に染みるってこういうことなのかもしれない。
オーケストラって、こんなにも美しくて、ダイナミックで、繊細なんだ…!と、演奏家一人一人の情熱が一体となり、オーケストラ全体のエネルギーがホールいっぱいに膨れ上がり、
客席をかけめぐった時、人生二回目の「これだ!!」に出会った私が、大学に入ったら「オーケストラを勉強したい」と心に決めた瞬間でした。

母校である愛知県立芸術大学は、金曜日の午後、みっちり夕方までオーケストラの授業が組まれており、なんと、あの外山雄三先生が毎週いらしてくださるという、とても幸運な世代に在学していました。
厳しく、絶対に妥協しないー。
今思い返せば、世の中に出てからやっていけるよう、手加減なしでご指導くださり、また、その分、可愛がってもいただいたなと本当に感謝しています。
東室で外山先生の「管弦楽のためのラプソディ」を演奏するたびに、「しっかりやれよ!」と外山先生の顔が浮かび、身が引き締まる思いです。
(ネタが尽きない大学時代のお話は、また別の機会に…)

愛知県芸は留学し、そのまま現地のオーケストラに入団する先輩や同級生、後輩も多いのですが、私は東京に進学する事を選びました。
それから、更に3年間のディプロマコースで学生生活を延長。
親不孝なことに、気がつけば、26歳まで学生をさせてもらいました(>_<) 親孝行、してもしきれません…(涙) 東室に初めて乗せていただいたのは、それから間もなくだったと記憶していますので、もうすぐ10年目を迎えます。 しかし今でも、オーケストラで演奏するときは、だいたい年齢が一番下。(最近はやっと下から二番目くらいの年齢になってきました…汗) 当時は初めて演奏する曲も今以上にありましたので、「皆さん、いつも演奏されているので…」とリハーサルを割愛されることもあり…お陰様で鍛えていただきました(笑) 今の私があるのも、「今日のあそこのあの音は良かったね。」「あそこは✖︎✖︎だったから、もっとこうしてみたら?」と、その度にアドバイスくださる打楽器の先輩方はもちろん、声をかけてくださる、弦楽器や管楽器の諸先輩方のお陰だなぁと、しみじみと感謝を感じる今日この頃です(*^_^*) そんな東室の、妥協なく、しかし温かい雰囲気が、「東室サウンド」としてお客様の心に届いていたら嬉しいです。 お客様と私たち奏者、そして忘れてならないのが運営スタッフの皆さん、その時、会場に居合わせる全ての人の心が一体となる音楽を、これからも創り上げていきたいと決意を新たにし… 早速、次の公演は1月23日の交響曲《連祷》-Litany-世界リリース記念の新垣隆展、サントリーホールで皆様にお会いできることを楽しみに、お待ちしております!!


今週は打楽器奏者の出戸絢奈さんでした。
運命の楽器、そしてオーケストラとの出逢い、人生の大きな転機のお話をして頂きました。
数多くある楽器の中から、自分の運命の楽器と出会う…なんだかロマンチックですね♪

来週はオーボエ奏者の小倉悠樹さんです。
次回の投稿もお楽しみに!