2017-2018
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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.34】本日更新!

更新日:2016.12.08 

【東室ウィークリー Vol.34】
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《東室ウィークリーVol.34》本日アップ!

今週は首席ヴァイオリン奏者の水村浩司さんです。
2ndヴァイオリン奏者ならではの視点から、内声を奏でる喜びを熱く語って頂きました。
メロディを活かす為に頑張る姿にご注目ください!

是非ご覧下さい♪


こんにちは。
東京室内管弦楽団2ndヴァイオリン首席奏者の水村浩司(ミズムラコウジ)です。
前回の幕内さんに引き続き、縁の下の力持ち的なパートですね。
今日は2ndヴァイオリンパートについてお話ししたいと思います。
まず、音楽をCDなどで聴くのと、演奏会に足を運んで聴くのとは何が違うでしょうか?
指揮者がどう棒を振ってるか見られる?
奏者の顔の表情や動きが見られる?
迫力が違う?
イケメン(or美人)を探せる?(笑)
はい、どれも正解です。
しかし、一番違うことは何でしょうか?
それは演奏が立体的であるか!
・・・ちょっと話が難しいですかね。
弦楽器の話になりますが、ここで大事になってくるのが、1stヴァイオリンとチェロが「外声」と呼ばれるのに対して、「内声」と呼ばれるヴィオラと我々2ndヴァイオリンです。
モーツァルトでもよく出てくる8分音符の連続、これ楽譜通りに、テンポ通りに、音程もチューナーで合った音のままで全部弾いても薄っぺらい演奏にしかなりません。
今そこが何の調でどんなメロディーか、を熟知した上でそれぞれのホールの響きと相談しながら、スペースを作ったりスピード感を変えたり、音色、音量強弱、時には音程まで細かく変えながら、ヴィオラやメロディーを吹いてない木管の方々とも連携しながら進行します。
これがあってやっと立体的な演奏になり、本当の意味での迫力が出たり、深みのある演奏になります。
そしてメロディーの人たちも内声の努力があって、やっと気持ちよくメロディーが弾けるわけです。
内声が上手くいってない時のメロディーほど弾きにくいものはありません(笑)
このように、メロディーの、どれい・・・ではなく、どだい、土台となるべく文句一つ言わずにお客様の特別な注目を浴びることもなく地道にコツコツと涙こらえて弾いています。なんてケナゲな・・・(笑)
そこっ!いつも文句タラタラじゃん、とか言わない!!!
というのは冗談ですが、この魅力を知ってしまうと、たまに出てくるメロディーなんかよりもよっぽど8分音符や16分音符の羅列にワクワクしてしまうようになります(笑)

東室は自分が東京藝術大学在学中(それも1.2年だったかと思います)の頃からお世話になっています。
初めは1stヴァイオリンスタートだったのですが、数年前に2ndヴァイオリンの首席をやらないか?という事務局からのお話があり今に至ります。
今ではこのオーケストラで出会ったチェロ首席の小澤さん、ヴィオラ首席の河野さんと弦楽カルテットをやらせてもらったり、コントラバス首席の髙杉君(大学の後輩でもあります)とタンゴバンドを組んだり、もう今の自分には東室なしでは語れない日々を過ごしております。
はい!タンゴのお話出ました!
東室は、日本でも数少ないタンゴができるオーケストラです!
自分もタンゴの専門家として特殊奏法やリズムの取り方など惜しげもなく(笑)このオーケストラにも伝えていきたいと思います。
長くなってしまいましたが、最後に。
今度演奏会に行かれたら、2ndヴァイオリンやヴィオラに注目して聞いてみてもとても面白いですよ!
メロディーを好きなようにさせてあげてる感じで、実は我々の手のひらで転がしているのよウフフ、な内声を是非お楽しみに!


今週は首席ヴァイオリン奏者の水村浩司さんでした。
2ndヴァイオリン奏者ならではの視点から、内声を奏でる喜びを熱く語って頂きました。
メンバーは常に様々なことに気を配りながら演奏しています。音程、音色、時にはメロディ楽器の息遣いまで!
メロディを活かし、音楽に深みを持たせるために頑張る姿、ぜひご注目ください!
来週はチェロ奏者の袴田容さんです。
次回の投稿もお楽しみに!