2017-2018
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東室ウィークリー

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【東室ウィークリー Vol.28】本日更新!

更新日:2016.10.20 

【東室ウィークリー Vol.28】
当団メンバーの”今”をお届けする、Facebook・twitterのコンテンツ、
《東室ウィークリーVol.28》本日アップ!

今週は首席ファゴット奏者の高橋誠一郎さんです。
ファゴットの魅力を存分に語って頂きました!
この記事を読んで「ファゴット吹いてみたい!」と思う方もいるのでは?

是非ご覧下さい♪


書きたい事は多々ありますが、今回はオーケストラと自分についてお話しします。
オーケストラの音を 『色彩豊かな!!』とよく表現しますが、この“色彩(いろどり)”の部分を多く担っているのが木管楽器、そしてその中での縁の下の力持ちとしてファゴットが居ます。
この低音の魅力にあふれた楽器と出会った13歳の時に、私の中で何かが-きらめいて-しまったわけです。
もうそれは毎日が “ときめき” にあふれ、 新しい発見をするたびに喜びにひたり、 『練習がこんなに楽しいなんて』信じられない!!
と、この言葉がどう信じられないかを説明する為に、毎年私が9月12日に開催しているソロのコンサートの時に使っているプロフィールをお見せする必要があります。
以下がプロフィール
幼稚園時代 父親の希望(命令)で、姉と同様にヴァイオリンを習う。得意技=ヴァイオリンを弾きながら立ったまま寝る。しかし楽器は落とさない!!
小学一年よりピアノを習う。あまりにも練習が嫌いなため、先生から、泣きながら『練習して下さい!』 と言われた。
当時 大人を泣かす問題児の自覚は無かった。(注釈、練習が嫌いというよりも、田舎に居たので山や川で遊び回っていた為練習する時間など無かった訳です)
10歳(小4)でトランペットを習う(3年間)。小学校に初めて鼓笛隊なる物が創立され、学校の先生から当然のようにトランペットをやれと言われた。
12歳(小6)から2年間 父親の勧めでクラリネットを習う。とても優しい先生でひたすら自然な呼吸の練習をしてくださり、ちっとも練習していないのに一度も怒らなかった先生でした。本当に感謝しております。
13歳より、父親の勧めでバスーンを習い始める。突如クラシックオタクに変貌してしまう。
「一日が36時間あればいいのに!」っとつぶやく毎日、挙句の果てに「寝ないでいられたらいいのに・・・」っと5時間睡眠を断行。日曜日以外は寝不足の毎日。 
中学で吹奏楽部に入る。アンサンブルの楽しさとコンクールでの感動を知ってしまう。 将来、師匠の様にオーケストラでこの楽器をやるんだ と、いつの間にか心で決めていた。
15歳(中3終り頃)から名古屋青少年管弦楽団に入る。オケで横にいたクラリネット奏者の一言「俺、クラとファゴットのデュエットの音って好きなんだ~!」確かにそのとおりベートーヴェンに出て来たその音は美しくそして楽しい!! 
オーケストラにはまった瞬間でした。でも、なんで“バスーン”じゃなく“ファゴット”なの???
18歳 桐朋学園大学音楽学部入学。22歳同大学卒業。
翌年渡独。25歳ミュンヘン/リヒャルト・シュトラウス音楽大学/大学院オールAで首席卒業。平成元年帰国。
中西祥之、リヒャルト・ポップ、中川良平、故シャーマン・ウォルト、菅原眸の各氏に師事。音楽理論と作曲を高橋英朗、三善晃に師事 CD[Wind Scopeウィンドスコープ]好評発売中 Netでも配信中
ながながとしたものをお読み下さり誠に恐縮です。これで、如何に私が “練習”が嫌いかの説明になっていましたでしょうか?
練習嫌いが変わったのは、いわばそれは“練習”ではなく“発見”だからです。音を出すと新しい自分を見つけられる。
ファゴットに出会った瞬間からが本当の自分を見つけた様に思えるのです。
低音の魅力=ファゴットが ある時はメロディーを、又ある時は旋律を吹いているフルートやオーボエを導き、次の場面に繋ぐ。そんな素晴らしい役目をして活躍できる場所がオーケストラです。
大学時代にJazzに出会いいろんなジャンルがあることに新たな発見をしました。ポップスもJazzも映画もクラシックもオーケストラの魅力の一つとなり、音を通して心が通い合える。
オーケストラトは大きなアンサンブルです。20メートル以上も離れた人と同時に音を出し、50人を超える仲間と共に、一つのドラマを創り上げ、感動の渦に人々を魅了する。
そこにファゴットは活かされているのですから、自分の本来の居場所として感じるのは当然。
皆さんも感動の渦の中に自分を発見してみませんか!!


今週は首席ファゴット奏者の高橋誠一郎さんでした。
ファゴットの魅力を存分に語って頂きました!この記事を読んで「ファゴット吹いてみたい!」と思った方もいるのでは?
「ファゴットに出会った瞬間からが本当の自分を見つけた様に思える」とまで言える出会いを経て、今の活き活きとした演奏に繋がっているんですね♪
当団メンバーの演奏に熱意を感じるのは、それぞれの演奏家の「楽しい!」という思いが聴こえてくるからかもしれません。
来週はチェロ奏者の斎藤章一さんです。
次回の投稿もお楽しみに!